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◆慢性の下痢◆

■たかが下痢といっても
 たかが下痢や軟便といっても、短期間で収まる下痢と違い、長期にわたる習慣的な下痢は、生活に不具合が出てきます。慢性の下痢はパワー不足をきたし、過敏性大腸症候群、潰瘍性大腸炎等厄介な状態へ繋がっていきます。
 思考力は低下して、体のパワーは低調で、手足に力が抜けてしまうなど生活全般の活動力が低下してきます。また下痢で何度もトイレに行くようでしたら落ち着いて仕事もできません。

■原因と一般的な治療
  下痢になる原因は、胃腸の冷え・ストレス過多・水分摂取過多・体の疲れ等様々です。漢方ではそれらのひとつひとつに対応する薬があります。しっかり原因を分類できれば改善する方法があるという事です。
 下痢も症状に、病院では「ビオフェルミン」「ラックビー」などの整腸剤や、「ロペミン」などの止瀉薬、収斂作用のある「タンナルビン」そして抗生物質などが処方されます。過敏性大腸症候群などの余りにも敏感には「ポリフル」という水分を吸着させる薬が処方されます。
 ロペミンなどの腸の動きを抑える薬品は、基本的に一時的に下痢をストップさせるための薬であり、下痢が治まった後も服用を続けると、便秘になります。慢性的な症状には適さないと思います。また市販の薬の「正露丸」も基本的に食あたりに使うものですから慢性的な下痢には適しません。
 また、抗生物質を服用した結果、下痢や便秘の症状を訴える方も多くいます。体に必要な腸内細菌も排除して、腸内環境が悪くなった結果です。

■下痢を必要以上に恐がらない                                                 
 下痢する事をひどく恐れる患者さんがおられますが、少々の下痢で健康に重大な影響をもたらすとは思えません。必要以上に過敏にならない方が良いでしょう。むしろ少々の下痢ならば、体に悪い物を外に排除してくれている程度の感覚でいるほうが健康的です。
 もちろん長期にわたる下痢や、生活に支障をきたす程ひどいものなら積極的に治療をすべきでしょう。過敏性大腸症候群や潰瘍性大腸炎は慢性の下痢の延長線上に位置します。漢方薬で対処できる疾患です。
 同じ下痢でも、原因や体質によって服用するべき漢方薬が異なります。御来店いただくかまずはメールや電話にてご相談下さい。

■漢方では
 腸内の余分な水分をぬく漢方薬、お腹を温める漢方薬、腸の痙攣症状を和らげる漢方薬、ストレスに対する抵抗力をつける漢方薬などを駆使して、下痢を改善していきます。
 食事も大切な要素ですので、細かく指導します。